歴史
1991年の設立以来、ICIFは世界中でイタリア料理、文化、ワイン醸造に関する専門的な養成コースを企画運営しています。ICIFは、海外でレストラン業界に従事する方々と提携し、イタリア料理やイタリア各地の農業特産物、食文化のイメージの向上、保護、振興を行っていくことをその目的とし、1991年に設立された非営利団体です。以来本日に至るまで、イタリア国内はもとより海外からの多くの若者(シェフ、ソムリエ、レストラン経営者)を受け入れ、彼らがイタリアンのスペシャリストになれるよう、マスターコース(コスティリオーレ城での講義・実習2か月、その後4ヶ月間のレストランでの実習)や短期コース(一般的なコースから各テーマ別コースまで)を行ってきました。
現在まで、イタリアをはじめ、オーストラリア、バミューダ、ブラジル、カナダ、中国、キプロス、韓国、フィリピン、ドイツ、ギリシャ、オランダ、香港、インド、トルコ、日本、レバノン、メキシコ、ペルー、ロシア、ウクライナ、グルジア、イラン、米国、シンガポール、スウェーデン、タイ、インドネシア、台湾、ベネズエラ、ホンジュラス、エルサルバドル、チリ、コロンビア、サントドミンゴなどの国々からも卒業生を輩出しています。
1997年、ICIFはEUの助成金を受けアスティ県のコスティリオーレ城に本部を移転しました。このお城には、最新の設備を備えた教育実習用の教室のほかに、エノテカやオリーブオイル展示スペースなども準備し、イタリア国内の企業がそれぞれの食製品を展示できるように工夫されています。展示スペースの隣には最新のティスティングルームも完備されています。
我々ICIFのプロモーション活動や研修生の受け入れは、世界27か国に点在するICIF事務所のネットワークを通じておこなわれます。
2004年ICIFはブラジルと中国に新たな活動拠点を開設し、一層の国際化を図りました。
まずは南ブラジルのリオグランデ州のフローレス·ダ·クーニャにおけるカシアス・ド・スルの大学と共同で生まれた拠点です。二つ目は上海における「Shanghai Lingang Science and Technology School」の大学キャンパス内に2013年に開設されました。三つ目はブラジルのサンパウロ市「Centro Paula Souza」における拠点です。
2014年3月29日にはコスティリオーレ城内にガラスと金属で構築されたモダンな「Orangerie」を増築し、最新テクノロジー機器を備えた新たな教育設備として活用しています。