学校所在地

華麗なアスティ県コスティリオーレ城を利用して、イタリア人や外国人のシェフ育成活動をしています。

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アスティ県コスティリオーレ城

ICIFの本部はアスティ県コスティリオーレ城にあります。アスティ県のコスティリオーレ村はランゲにもほど近い、麗しいモンフェッラート丘陵地に位置し、歴史的な農産地として、バルベーラやモスカートワインの生産で有名な地域です。コスティリオーレ村は、そびえたつ城を印象づけられています。同城はアスティ県内でも有数の壮大さを誇り、中世に建設されたにもかかわらず何世紀にもわたって改修されてきたため非常に良い保存状態で現在に至っています。様々な城主を経て、1954年にFrancesco Verasisと結婚し、カスティリオーネの伯爵夫人になったVirginia Oldoiniが歴史に登場します。美貌の伯爵夫人の物語は諸々語られていますが、当時の宰相カブールは麗しく積極的な女従妹Virginiaに目をつけ、1855年フランス国とピエモンテ王国間の同盟の結束強化のため、ナポレオン三世の宮廷に送り込みます。伯爵夫人は自らの魅力を最大に利用し、宰相カブールの目論み通り、コンピエーニュで皇帝の愛人となり、その使命を遂行しました。お城の南側には、左右対称の一対の階段が我々を入口へ導きます。これが1997年から現在に至るまで、エノガストロノミーの秘密を習うために、世界中から若いコックが集うICIFイタリア料理専門学校の正面玄関です。城内の研修教室とラボラトリー:

エノテカ及びティスティングルーム

学校内には、城の地下部分を利用した、有数のイタリア中の製造業者が自社ワインを展示するエノテカがあります。ICIFのエノテカはイタリア全土を網羅し、イタリアのワインの知識を深めることのできる国内でも最も先進的なエノテカの一つです。エノテカ内にはワインだけではなく、他の製品（例えばオリーブオイルや、ビネガー、コーヒーなど）を五感でアナライズするという新しいタイプのティスティングを可能にする最新のティスティングルームも設備されています。

オリーブオイル展示室

学校内には、城の地下室部分を利用して、イタリア国産のエキストラバージンオリーブオイルのセレクションが展示されています。ICIFのエライオテカ（オイル展示室）は、Consiglio　Oleicolo　Internazionale」（国際オリーブオイル委員会）が認証する鑑定人により確証された高品質のイタリア産エキストラバージンオリーブオイルの客観的なレビューを提供する最初で無二のイニシアチブであり、専門家はもとより愛好家の注目を集めています。
IGP、DOP認証または有機農業によって保証されたイタリア製オイルのみがセレクトされ、展示されます。
ICIFのオイル展示屋は、最善の方法で料理に利用されるために必要な知識を与えるだけでなく、最高のイタリア産エキストラバージンオリーブオイルに価値をより高めていくことを目指す、重要でユニークな試みといえましょう。

レストランルーム

メインキッチンに隣接したこの部屋は洗練されたゴージャスな雰囲気を醸し出し、レストランでのサーブに関するトレーニングのほか、イベントや公式ディナーなどのために使用されます。また、講座の最終段階として、自らの学習成果を試すために、学生自身がゲストを迎えてフルコースメニューを提供するシーンなどでも利用されます。

チョコレート・ラボラトリー

このスペースでは、有名なチョコレートマスターを講師に迎え、ハイクオリティーなチョコレート技術を習得するために、カカオの品種や食材の取り扱いまでを学ぶことのできる設備が整っています。

チーズの洞窟

古くからの農家にあるような「Crutin」とよばれる食糧庫を模倣した展示スペースでは、様々なイタリア産チーズを展示し、そのクオリティーも紹介しています。このようにして、世界中に輸出され、高く評価されているイタリアの歴史と文化の啓蒙に貢献しています。

サラミの洞窟

この展示スペースでは、多種多様なイタリアの豚肉加工食品（サラミやハムなど）を紹介します。そして、その製造方法や地中海ダイエットに即した栄養のバランスのよい消費方法などの「教育」にも重点をおきます。

エクセレントなイタリア地方特産物のブティック

このスペースでは、食品加工企業の信用を得てICIFがセレクトするイタリア各地の地方特産物中で、特に優秀なエクセレント製品を展示し、ご紹介します。

Orangerie（オランジェリー）とは

2014年3月29日、ピエモンテ州庁を通じてEUの助成金を得て、お城の前庭部分を利用して、Orangerie（オランジェリー）と呼ばれる新しい施設が建設されました。ガラスと金属で構築された現代的な教室には最新の設備がそなえられています。この新たなスペースは以下のような講座等に利用されます。

メインディッシュ教室
プリモピアット教室
ホール
お菓子、パン、ピッツァなどのラボラトリー
ジェラートラボラトリー
Food & Beverageマネージメント教室
イタリアエノガストロノミーに関する図書館
コーヒートレーニング教室
セルフサービススペース

Castello1

Castello2

ICIF Italian Culinary Institute For Foreigners Costigliole d’ Asti ITALY 

Orangerie1

Orangerie2

Orangerie3

Cascina Salerio (カッシーナ・サレリオ)：学生宿泊施設

ワインや料理コースに参加するために世界中から集まる学生はCascina Salerioという宿泊施設を利用できます。この施設は緑に囲まれたコスティリオーレ·ダスティ村の素晴らしい場所にあり、中世の要塞にもほど近い位置にあります。ピエモンテ州の丘陵地にたたずむ古い農家を利用したこの施設で、学生の皆さんはイタリアンスタイルの生活習慣を体験することができます。

「Cascina　Salerio」の内部は55～60平米のアパートメント14軒に分かれ、それぞれに、2ベットルームと浴室があり、4人の宿泊が可能になっています。一階部分は洗濯室ほか、さまざまな共有スペースとして利用できます。掃除やリネン交換、朝食などのサービスも付属しています。

（土曜日、日曜日、イタリアの祝日を除く）無線インターネットも完備されています。